スタジオ設計 1


ことの始まりはこれ。

往年の超名機

SOUNDCRAFT SERIES200

こいつを幸運にも破格にて購入できたことからスタジオ設計のリニューアル計画が始まった。

1970~80年台のSOUNDCRAFTは、それこそNEVE、SSLと肩を並べる超超名門メーカー。そのブリティッシュサウンドは柔らかく、温かく、ソリッドで今のデジタル全盛の時代だからこそのエッセンスを余すところなく補完してくれる。

SERIES200の後継機「200B」「200delta」こそ有名機種だが、元祖はこれ。特に「200B」との差異はGAINの石数だけ。ほとんど同じと考えて良いようだ。本当に申し訳ないような値段で落札できて、このサウンドを中心にシステムを組みたいと思い始めてしまったのがワイヤリング設計地獄の始まりの基となった。

元々我が家にはMackieの上位ブランドONYX1200をメインミキサーにしていた。AudioIFも1220にFIreWireOptionを付けたもので機能的にもサウンド的にも全く問題なかったのでが、いざ聴き比べてしまうとやはりSOUNDCRAFTを基軸にシステムを組みたくなってしまう。

ちなみにONYX1220はブリティッシュタイプのPerkinsEQがウリだが、しかしそこはアメリカンメーカー、出音もEQも図太く元気豪快!中域の色気ではやはり本家本元のブリティッシュサウンドには敵わない。そしてなによりもどこまでも上げても耳に刺さらないシルキーな高域は他には変えられない。それだけS200サウンドは珠玉だ。

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